放射状

勉強のメモ。

最近読んだ本

ここ一ヶ月ぐらいの読書。

教養のためのブックガイド

教養のためのブックガイド

人に(というか部下の中の人に)教養を求める前に自分が教養とは何か一度整理して考えなければなるまいね、と読んでみる。
結果、なければ灰色に見えてしまいがちな世界に色をつけて見せてくれるものがそれではないかと考えました。「あとは頃合を見て早死にしたいですね」というレベルまで世界が色褪せてしまわなければ良いなあと思いますが、そうもいかないのが人生なのですな…(人生設計考えながら
にしてもやっぱり、論語孟子老子荘子孫子兵法荀子周易韓非子左伝史記は読んでおけってことか…うううん、年をとってからの読書は体力を使いますなあ。

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

ザ・ゴール ― 企業の究極の目的とは何か

「ほんとにこんな酷い運用の工場あるのかよww んんwwww アメリカンですなww」と最初は舐めて読み進めてみるも、よくよく考えると部分だけ効率化してやった気になっている事例なんて弊社にもいくらでもあるわけで、そんな程度の提案をした覚えも腐るほどあるわけで、そんな程度のシステムを作ったこともあるわけで、あ、ああああ…(崩れ落ち) (そもそも筆者はイスラエル人であった)
と、色々考えを改めさせられたわけですが、これ、要するにトヨタ方式なわけで、トヨタ方式と言えば小説「最悪 (講談社文庫)」に厳密な納期に合わせるために非常に無理を強いられている小さな町工場の悲哀が延々書かれてたな…とふっと暗くもなったりもしたわけです。

この年になっても子供の延長線上にいる自覚ありありな自分には眩しすぎるラストでした。なんというか、世界観がどこまで行っても健全ですよね。
いやでも、ほんとうに面白かったです。ありがとうございました。

なんとなく生きて最終巻は拝めないのかと思っていた。
グロくてシュールでみんな幸せでよい終わりでした。

シュトヘル 11 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

シュトヘル 11 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)

この作者がたまに描く、手塚治虫な表情がすごく好きなんですよ。そして毎度毎度カラーが鼻血が出るほど上手い。絵が上手い…上手すぎる…とかうんうん唸っている間に気がついたら読み終わっているので、二度三度読み直さなければいけない。
あらすじが全部書いてあったりするので良い子はAmazonのレビューを見に行かないように。

砂ぼうず 1 (アスキーコミックス)

砂ぼうず 1 (アスキーコミックス)

初めて読んだ。 大友克洋皆川亮二だー! と思いました。
面白いんだけれど貸してくれた人がものすごい中途半端(次巻への引きがある)三巻までしか貸してくれなかったので(悪意を感じる)、最終的な判断はまだということで。

蟲の神

蟲の神

この虫を殺すような、悪意と言うほどの悪意でもない子供への殺意、いいと思いますね…

この手の本の中ではずば抜けて装丁が良い。(というか、他のビジネス書の装丁がアレすぎる。手に取る気にもならん)
中身も分かりやすく、私のような猿でも分かりやすい事業計画がかけそう、と思わせてくれる。

なぜ ここで 終わり なのか (中途半端なところで一巻打ち切りになったそうで)
面白さではムヒョと同じぐらいなのに…

一話~数話完結でちゃんと面白くてここまで続けられるってすごいですよね。でもなんか最近SFもありだな?!


あと夏目友人長の最新刊とか自殺うさぎとか色々読んだ。